さぽりのオーストリア生活

旦那さんの転勤でオーストリア🇦🇹に行くことに。言葉分からない、小さな娘ちゃん一緒。不安だらけですが帰国後、あんなこともあったねと笑えるようにブログを始めました。

連絡が取れなくなったリビアの友人

オーストリアに来て、何も分からず不安な毎日を過ごしていた4月。
アパートの近くに公園を見つけ、娘ちゃんを連れて行く事はしていた。
ただ、誰に声を掛けるでもなく遊ぶ娘を眺めるだけ。
ある日、同じ様に我が子を眺めるだけのパパさんとママさんを見つけた。奥さんは真っ黒のマントを頭から被る格好をしている。
何となく話しかけると、リビアから来たのだという。

リビアはアフリカの北部にある国。数年前、アメリカから空撃にあって指導者が死んでしまい、それからは混乱しているという。しかし、彼らが住んでいる都市部は現在落ち着いているとのこと。軍隊はウロウロしているけれど撃ち合いみたいなことは無いとのこと。

さて、パパさんは石油会社のエンジニアで、こちらの会社に研修に来ているのだという。
ママさんは、上品なしっかり者。
お姉ちゃんは3歳、お母さんに似てしっかり者。
弟は1歳、歯が生え揃っていないのに何でも食べるわんぱくボーイ。
赤ちゃんは何ヶ月だったかな。いつもよく寝ている、オーストラリアに着いた翌日に産まれたらしい。奥さん、すごいよ!

そして数日後、いつも行くスーパーマーケット付近で彼らに出会う。
子供たちの名前を呼び、駆け寄るちびっこ達を抱き上げる。
それから仲良くなり、たまに公園で一緒に遊んだり街のお祭りに一緒に行ったりと楽しい時間を過ごした。

そして6月、パパさんの研修が終わり帰国する日となった。
彼らを見送り、また会えればいいねと別れた。

そして7月、パパさんの連絡先にViberメッセージ(Lineみたいなアプリ)を飛ばしてみた。
全く返事が来ない。
電話番号はリビアの番号だからそのまま連絡がつくと思っていたのだけれど。

我が家の娘ちゃんの口からは未だに、彼等の名前が聞かれます。
"😃😃ちゃん、公園に居るかなー。"
"😃😃ちゃんみたいにブランコ乗ったら落ちひんの?"

オーストリアに来て初めて連絡先を交換した友達は、今も元気にしていると思いますが、
気になります。

E11 地球の歩き方 リビア 2010~2011

E11 地球の歩き方 リビア 2010~2011